でっかいどうのちっちゃい家(北海道のタイニーハウス)

 懸案だった、日曜大工で年金生活者用の家を造る。どこまで一人で出来るのだろうか?と言う訳で、分らないから試してみるのだ!
 日曜大工で 3坪、100万円の年金生活用太陽光発電シャックを建てる〜の巻  〜とりあえずやってみる Do it Now!〜

 国民年金の満額780,000円+任意加入5年(120,000円)+他収入(100,000円)=100万円で暮らす、のほほん年金生活を目指す。
 
 Nライフ研究所 − 太陽光発電
太陽光発電(ソーラー)システム
 たかが電気、されど電気。縄文人を志向する私ではあるが、現代に生きる私にとっては電気を排除することはしない。ただ幸いなことに、現代社会においては電気を得る手段は一つではない。出力は小さいものの数年前から太陽光による発電を実践しており、その実績から様々な可能性を見出すことができた。
使用電力量に合わせて発電設備を調達するなら、その設備費用は100万円〜200万円ほど必要になり、その差は蓄電設備の差額である。
 残念ながら、年金生活に入る私にその費用を捻出することは出来ない。そのため、用意の出来る費用で出来る設備を考え、出来る設備で発電出来る電力量で出来る生活をすることにした。
 東日本大震災のあった2011年からオフグリッド(独立)型太陽光発電の実験を開始し、データや情報を 集めてきた。当初予算は10万円とし、システム電圧12V、PVモジュール200W、105AH (20時間)の サイクルバッテリー1基、DCACインバータは以前から車で使用していた矩形波130Wと150Wだった。
先ずは、発電所のシステムで心臓部である充放電制御装置を選定した。未来社のPVシリーズ(PWM)とモーニングスター社のSS-MPPT-15Lの二つに絞ったが、未来社の方は12Vと24Vのそれぞれ専用であったため、当初200W12Vを経て最終 的に400W24Vとすることを勘案してSS-MPPT-15Lとした。  
 しかし、これは高い。5万円もするのだ。未来社の12V用と24V用の両方を購入するよりも高いのだが、   MPPT(最適点追従システム)の魅力に負けてこれを購入した。(円安の進んだ現在は、6万円程らしい)
 必然的に、他にかけられる予算は減り、PVモジュールは200W(100W×2枚)計2万2千円、サイクルバッテリーは105Ah(20時間)1基1万5千円、ケーブル、コネクター、監視・ 配電装置(自作)で予算いっぱいとなってしまったため、DCACインバーターは、車で使用していた12V130Wと150Wの2台を流用した。
次いで、3ヵ月後にサイクルバッテリーを一基追加してシステム電圧を24Vとし、DCACインバーターを24V600W(正弦波)とグレードアップした。
さらに3ヵ月後、PVモジュール(100W)が安かったので6枚を衝動買いして計800W。もちろん、充放電制御装置が扱える電力は15A、400Wまでなので、4枚は余ってしまう。さて、最も悩み、値の張る充放電制御装置だったが、これをどうにかせねば・・・。
と言う訳で、その後システム電圧を24V、充放電制御装置はTS-MPPT-60、PVモジュール800W。バッテリーを115AHのサイクルバッテリー4基、DCACインバーターは正弦波600Wと矩形波1500Wにグレードアップした。
 このシステム使用時は家電品の消費電力や突入電力等を調べ、様々なトラブルや貴重なデータを得ることが出来、その後に第二種電気工事士資格を取得して本格的な実験・実践へと進めることとなり、システム電圧48V、2400Wのシステムへと発展させることとなった。この程度のシステムの設置を考えている。

 しかし北海道は緯度が高く、また積雪の影響が考えられる上、屋根面が小さい中でのシステム設計となるが、何とか工夫して2400Wをそっくり乗せたいと考えている。この太陽光発電装置は、北海道の小さな家の生命線である。小さな家では2400Wの発電量は多すぎるので、売電する。
 計画地は壮瞥川の谷筋にあり、もしかしたら風が吹き抜けるかも知れないと期待している。谷筋の小さい家に、良い風が吹いてくれると風力発電が可能になるからだ。 太陽光の期待できない日に、多少なりとも風力発電が出来れば心強いが、北側に壮瞥滝(落差18m)のある断崖があるため、風が吹き抜けてくれるかどうか、しばらく住んでの確認が必要だ。「風の谷の小さな家」だと良いな・・・

 実は、風力以上に期待しているのが水力発電である。壮瞥滝を落ちた水は、隣接する発電所から落ちた水と合流し、なかなかの量と速度で壮瞥川となって家の前を流れているのだ。ただ、川には整備された護岸があり、その上に発電所などへ行く舗装された幅員4メートル道路があって、さらに小さな家の敷地の前の部分で高さ3メートル、奥行き5メートルほどの護岸提がある。多分、門前払いだと思うが、いつか超小規模の水力発電装置を隅っこに設置させていただきたいと、河川事務所にかけあってみたいと考えている。観光地だし、昭和新山・有珠山の防災の面からも、きっと、門前払いされる だろうとは思うが。
 

 PVモジュール (ソーラパネル)  充放電コントローラー  バッテリー
     

 DCACインバター  電圧計・電流計(監視盤)  ケーブル・パーツ類
     
     
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