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PV400Wで暮らしてみようと思う。しかし、PV400Wで果たしてどこまで出来るのだろうか?と言う訳で、分らないから試してみるのだ!
 ソーラー発電400W生活 (DC-ACインバーター)  〜 インバーターとは?〜
          
 オフグリッド型太陽光発電設備においては必ずしも必要ではないが、家電品を使用したければ必要になる装置です。
バッテリーの12Vまたは24V、48Vの直流(DC)電流を、交流(AC)100Vに変換する機器であり、これを使用する事で、バッテリーからの電流を利用して家電品を使用することが可能になります。
ただし変換効率が80〜90%と悪くてあまりにもロスが多いので、機器が有りさえすればDC器具で調達したいと考えて
いるのですが、これがなかなか難しい。

 DC-ACインバーターには、正弦波(サイン波)・擬似正弦波(矩形波)のタイプがあり、システム電圧(12V/24V)や   周波数(50Hzまたは60Hz、あるいは55Hz)に留意をして選択します。

正弦波(サインウエーブ)タイプ
 出力波形が一般家庭に供給されている商用交流電源の波形と同じであるため、使用できる負荷機器に制限はありま  せん。多用途(用途を限らない)に使うシステムや、精密な正弦波(サイン波)形を必要とする測定機器・医療機器な ど   には 正弦波インバーターを選ぶ必要がありますが、値段が高いことや種類が矩形波タイプに比べて少ないことが難点  です。

擬似正弦波(矩形波)タイプ
 電圧の実効値が商用交流電源と同じであるため、LED電球・パソコン・テレビ・電子レンジ等の家電品など、多くの負荷機器を接続して使用が可能です。しかし、波形に依存して稼動する負荷機器(インバーター方式蛍光灯やマイコン制御の電気製品など)は 使用することができませんので注意が必要です。
 ただし、欠点を理解して使用するのであれば、種類も多く国産のものが比較的安価に入手することが可能です。

        

インバーター自体の待機電力
 インバーター自体も電力を消費しますし、変換効率は100%でもありません。電流はインバーターを介す事で90%〜80%に落ちます、これをインバータ損失と言いますが、この中には待機電力が入っている事も考慮に入れる必要があります。 インバーターの仕様に効率として記載されています。


        

 インバーターには「定格出力」と「瞬間最大出力」があり、使用する家電製品の数や種類によってインバーターの機種を選ぶ必要があります。
 また、注意しなくてはならないのは、家電製品の多くは起動するときに大電力 (起動電力/突入電力とも言う) を必要と しますので、その家電製品の起動電力に対応している必要があります。
 すなわち、インバーターの仕様に記載のある「瞬間最大出力」が家電品の起動電力以上であることを確認します。


        

 以下は、私のDC-ACインバーターの使用履歴です。同じ定格出力であれば12Vよりも24Vの機種の方が、自己消費 電力が 高く、倍になるのは納得が行きません。同じ定格出力なら、電圧の高い方が送電ロスが少ないだけに・・・。


           
STEP1:  
CI-160V 入力電圧 : 12V 
出力電圧 : 100V
定格出力 : 130W
最大連続出力 : 160W
瞬間最大出力 : 400W(3秒以内)
変換効率 : −
出力周波数 : 50/60Hz 切替式
出力波形/効率 : 矩形波/  %
保護回路 : −
サイズ/重量 :W×H×D / g

購入が古く、取り説や箱等のデータが存在し
ません。本体に記載のあるデータのみです。
元元車で使用していたもので、年季物です。
実験用として、ずいぶん役立ってくれました。
ファン付ですが、音はほとんど気にならない。
品番 CI-160V  (株式会社サンヨーテクニカ)   (ケーブル改)

STEP2:  
CD-150 入力電圧 : 12V 
出力電圧 : 100V
定格出力 : 130W
最大連続出力 : 150W
瞬間最大出力 : 200
変換効率 : 90%
出力周波数 : 55Hz
出力波形/効率 : 矩形波/80%
回路方式  : PWM(パルス幅変調)制御方式
サイズ/重量 :W89×H47×D120 / 540g

近所のホームセンターで購入。インバーター
はこの一種類しかなく、選択の余地無し。
出力は小さいけれど、静かだし、範囲内では
十分満足できたが、24Vへ移行に伴い、蔵入。
これも車で使用していたものす。
品番 CD-150    (大自工業株式会社)  (ケーブル改)

STEP3:  
ETP-600W 入力電圧 : 24V 
出力電圧 : 100V
定格出力 : 600W
最大連続出力 : 600W
瞬間最大出力 : 1200W
変換効率 : −
出力周波数 : 50Hz
出力波形/効率 : 正弦波/87%
全高調波歪 : +/-3%
サイズ/重量 :W117×H62×D200 (実測)/

概ね使用電力50W程度まではファンが回らず、
電力の消費量に合わせて回転音が大きくなるため、騒音で使用電力の見当がつきましたが、5ヶ月足らずでファンが回りっぱなしになり、その後 5ヶ月程で出力を永遠に停止しました。
品番 ETP-600W  (製造元不明、販売会社:株式会社仁和)
    BR-P-600 ※取説に記載の番号 (ETP-600Wは本体記載)

STEP4:  
入力電圧 : 24V 
出力電圧 : 100V
定格出力 : 400W
最大連続出力 : 500W
瞬間最大出力 : 1000W(0.1秒以内)
変換効率 : 80%以上
出力周波数 : 55Hz
出力波形/効率 : 矩形波/80%以上
回路方式  : PWM制御方式インバーター
サイズ/重量 :W108×H59×D197 / 1040g

「日本のメーカー製なので、ある程度の出力まではファンは回らないもの」思い込んで購入。
ところが電源ONと同時にファンが回り、騒々し
い事と言ったら、ETP-600W以上。精神衛生に好ましからずと判断して使用断念!お蔵入。
品番 HG-500/24V  (セルスター工業株式会社) 

STEP5:  
HC-301 入力電圧 : 24V 
出力電圧 : 100V/DC24V/DC5V
定格出力 : 計300W
最大連続出力 : 計360W
瞬間最大出力 : 計500W
変換効率 : 80%
出力周波数 : 55Hz
出力波形/効率 : 矩形波/80%
■DC24Vシガソケット×1個 : 150W
■USBポート×2個 : 計1000mA
サイズ/重量 :W137×H70×D195 / 695g

HG-500/24Vのファンの音の騒騒しさに辟易
し、これはどうだろうかと思いつつ試しに300W
を購入。100W以上でファンが作動と書いてありますが、実際には30W超から回り初めます。
現在は、毎日24時間、快適に運転中です。
品番 HC-301 3Way  (大自工業株式会社)

 
   

24Vの3機種並べてみました。正弦波だから大きい・・・、と言う訳では無いようです。

「HG-500/24V」と「HC-501 3Way」のどちらかを購入しようと思ったのですが、「HC-501 3Way」には、不要なUSB端子や絶対に不要なシガーソケットが邪魔だと思って「HG-500/24V」にしたのですが、スイッチONでファンが回り始め、
騒々しいこと。受忍限度を超えていたので使用を断念し、駄目元で安い「HC-301 3Way」をお試し購入してみましたら、取り説に「100W以上で作動」とあったので、一安心。これで、静かな環境と安眠が約束されました。
どちらのメーカーサイトの商品説明を見ても、このことに関して記載がありませんでしたので、遠回りしてしまいました。

次は1000W〜1500Wの矩形波の購入を考えていますので、大自工業株式会社のHCシリーズからの購入になる予定。
その次は、中国製以外の正弦波で、出力は300W程度を購入し、それぞれを切替スイッチで選択して使用 する予定。

   
  入力電圧 : 48V 
出力電圧 : 100V/DC24V/DC5V
定格出力 : 計1500W
出力波形/効率 : 矩形波/80%
 

   
  入力電圧 : 48V 
出力電圧 : 100V/DC24V/DC5V
定格出力 : 300W
出力波形/効率 : 正弦波/80%