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PV400Wで暮らしてみようと思う。しかし、PV400Wで果たしてどこまで出来るのだろうか?と言う訳で、分らないから試してみるのだ!
ソーラー発電400W生活 (夢想編 その 1)  〜 東京電力の言う標準世帯をソーラーパワーで賄うとどうなるのか〜
 
机上の空論を語るに当たり、先ずは現在の消費電力をソーラパワーに置き換える机上の空論を展開してみたい。

生活感の無い東京電力の言う標準家庭(多分、ワンルームに住む会社員〜DINKS)でさえ一日平均消費電力は10KWもあり、それだけの電力を賄うためには、単純計算で すが10KW/24h≒417W/hにもなります。 
もちろん平均値ですから、人が活動する時間帯にはもっと多くの電力を使用することになり 、活動を止める就寝時には冷蔵庫や待機電力等の24時間電力を使用するもののみですので大きく減ることになりますが、モデルですので単純計算をすることにします。
しかし、このモデル化って、実際とどれだけの乖離があるのだろうか?これもぜひ知りたいと思う。

なお、システム電圧が24Vや48Vでも蓄電池やPVの数は変わらないので、便宜上12Vで計算してみます。
 
@必要な蓄電池(バッテリー)の算定
  10000W/24h≒834Ah/d
  または、
  417W/12V≒34.8Ah
  34.8×24h=835Ah/d
  835Ah/d/105Ah≒8台
  放電率50%として
  8台/50%=16台

 次に、連続無日射保証日数を3日として
  16×3d=48台  なんと、重量は1.2tにもなり、ファミリーカー以上です。
 念のため、連続無日射保証日数を5日とするなら
  16×5d=80台  な、なんと重量は2tを超えます。普通車くらいでしょうか・・・

  ※連続無日射保証日数を一般的な5日とせず、3日(実は2日で良いとさえ思っている)とする理由については、 
   後で詳しく述べる予定です。  
  ※なんだか、この数字には違和感を持っています。今は何の根拠もありませんし、理由も説明できません。
   ただ、この数字はこれでいいのだろうか、正しくないような・・・、そんな気がしているだけです。
 
APV(太陽電池)モジュールの算定 (手元にある100W モジュールを参考にして)
  カタログデータは発電電圧18V、発電電流5.56A。
  充電電圧14V(PV電圧計の実測値より)
  5.56A×3.3=18.34Ah/d
  835Ah/18.34≒46枚
  46×100=4.6KW

 これであれば、系統連携型の一般に家庭で使用するシステムより若干大きい程度なので、
 都市部でなければ、結構、民家の屋根に載る規模ということになりそうです。

 であれば、全く不可能ということでもなさそうですね。
 もちろん、一番問題となるバッテリーを置く場所が確保できればですが。
 
もちろん、これらは単純計算であり、DCACインバーターの変換ロスや、コントローラー等の自己消費電力が含まれていませんので、実際には2割ほど大きな数字になる可能性が高いのですが、モデル化と実際の乖離の関係が分りませんので、 必ずしもそうだと、まだ断言は出来ません。
この乖離がどの程度となるかについては、今後の課題となります。
 
ちなみに、私が関わって発電を開始した屋根上18.4KW(230Wモジュール80枚)の発電所の発電量は、今年の梅雨の期間の発電量の最も少ない日が19.8KW、最も多い日が119.8KW、平均値が75.9KWでした。
すなわち、最小でもモジュールの公称発電量を下回る日は皆無であり、公称発電量が1日の消費電力量を上回っているのであるのならば、連続無日射保証の設定は不要になります。
 
実際に使用するシステムについて、物理的に屋根に乗るPVモジュールの数は、100Wモジュールで最大6枚。
手持ちのPVモジュール100W8枚の内、4枚は東総ベースで使用中であり、新たなPVモジュールの購入は、
円安のおかげで、私が購入したときよりも5割以上高くなっているために新たに購入する気にはなれない。
そのため、システム電圧24Vの400Wで計画する。